産業技術教育学会&長岡新潟旅行記

2009年8月20日〜24日

(07) 寺泊・ シーサイドライン



出雲崎から日本海に沿って国道402号線を北上すると寺泊。西廻り航路の港町であり、北陸街道の宿場町でもあります。その途上で、荒れた日本海からの潮の香りが車内に入ってきます。白波が押し寄せる光景に、時々車を停めて、見入ってしまいました。 



 見慣れると単調な海岸線の景色なのかもしれませんが、 久し振りの越後からの日本海の光景を、何度も車を停めて、 昔の記憶の糸を手繰りながら、砂浜に押し寄せる白波、 波音、潮の香り・・・全身で日本海を愉しみました。


 
寺泊は、佐渡との距離が最短であり、佐渡との間を佐渡汽船が定期航路を運航しています。海のアメ横が有名で、浜焼きの匂いが食欲を刺激します。 夏休みの生憎の天候の平日でしたが、海のアメ横は結構 賑わっていました。


 
 カニやタイ、イカ、甘エビといった地元であがる鮮度のいい魚が並んでいます。魚介類の炭火焼きも店頭で並び、ショッピングをしながら食べる姿も見掛けました。


 
 長岡に住んでいた頃に、ここでカニを買って下宿の冷蔵庫に入れていると、冷蔵庫の中だけでなくて部屋中が潮の匂いがしつこく残って記憶があります。


 
炭火焼きを買おうか迷ったのですが、車の中に潮の匂いが残りそうで、後ろ髪を曳かれる思いを残しながら、海のアメ横を後にしました。



 寺泊の東(北)を更に走ると、川に出会います。 大河津分水路です。信濃川は弥彦山の東、三条や燕辺りを ゆったりと流れて新潟市に至りますが、与板の北辺りで 日本海に流れる分水です。以前は分水町だった処です。 写真は、分水を渡った野積辺り、正面に見えるはずの 弥彦山が雲に覆われていました。


 
寺泊の野積から新潟の角田浜までは、海沿いの絶景を楽しみながらドライブできる越後七浦シーサイドラインです。長岡に居た頃は有料道路でしたが、今は国道402号の一部で無料になっていました。日本海の荒波に打ち砕かれて形成された奇岩、怪石が多く、「弁天岩」「立岩」というような名前もあり、天然記念物に指定されているものもあるそうです。



シーサイドラインを抜けて新潟市内の角田浜辺りは、海岸線沿いにまっすぐ伸びる道路が続き、私のお気に入りのドライブコースでした。



新潟市内の運転はご縁がなかったので、結構迷ってしまいました。国道116号線の新潟西バイパスから国道8号線の新潟バイパス、更に国道49号線の亀田バイパスを通ったのですが、一般道にもかかわらず、インターチェンジやランプ形式で、右折するのに左側の車線から側道を経て立体交差しているのがわからず、2度、行き過ぎてしまいました。夕方には物凄い雨で視界も悪く、内野から亀田まで渋滞していたわけでもないのに1時間以上掛かってしまいました。


 
 亀田、あの「亀田のあられ、おせんべい♪」の亀田です。この近くにへぎ蕎麦の小嶋屋があったので、夕食はそこで食べるつもりで、亀田のベスト・インを予約したのですが、物凄い雨で外に出る気にもならずに断念しました。
(ホテルの写真は翌朝に撮ったものです。)
 走行距離は840.8キロ、今日の走行距離は206.2キロでした。

 
 へぎ蕎麦は食べられませんでしたが、大きな液晶テレビとマッサージ器が部屋にあり、インターネットも無料で接続できました。機能的には快適な部屋でした。



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