産業技術教育学会&長岡新潟旅行記

2009年8月20日〜24日

(12) へぎ蕎麦&小千谷の街並み



今回の「長岡行き」で愉しみにしていたのが越後の蕎麦・へぎ蕎麦です。

十日町や小千谷辺りで「へぎ」(片木)に 載せられることから、この名前になったそうですが、今は、 つなぎとして布海苔(ふのり)という海藻を使った蕎麦の ことを指し示すようです。

 新潟市でも一泊したのですが、わざわざ、へぎ蕎麦の店の 近くのホテルに泊まりながら、夕方からの豪雨で、とても外出できる状態ではなくて断念。翌朝はホテルを出るのが 早かったので、結局長岡で1回食べたのみでした。

 長岡の喜多町、8号線沿いにある小嶋屋総本店の直営店喜多町店に行きました。


 
 「越後十日町小嶋屋」と「小嶋屋総本店」とは別の店で、麺とつゆにそれぞれ特長があるのですが、今回は残念ながら小嶋屋総本店だけです。

 開店直後、お昼前でしたので、まだ店は空いていました。


 
 天ざる蕎麦を頼みました。来るまでの間、ゴマを擂りました。



久し振りのへぎ蕎麦・・・しばし見惚れてしまいました。


 
 食べるのがもったいないような・・・香りを愉しんだり、デジカメで撮ったり・・・



・・・そして一口、長年、食べたい食べたいと思っていた、この味です。



 蕎麦湯でも2杯、香りと味の名残を惜しんで・・・ 追加で注文しようかと思ったのですが、たっぷりの 蕎麦湯2杯で、結構満腹になってしまいました。



スーパーで、3種類の乾麺を買いました。

 東京にはへぎ蕎麦を味わえる店があるのですが、残念ながら神戸や大阪にはありません。今度食べ られるのは、越後に行く機会か、東京に行った折に 立ち寄るかしかありません。




へぎ蕎麦を食べて、急に小千谷に行きたくなりました。小千谷は、長岡の南隣、信濃川の上流に位置する町、 長岡の来迎寺から県道10号沿いに、信濃川の左岸を 南下すると、片貝を経て小千谷の本町に至ります。

 県道10号は古い町並みを避けて、田んぼの中の道、 この辺りは、真っ青な空と白い雲、そして豊かに垂れ 下がった稲穂・・・田んぼの向こうは信濃の流れで、その 向こうの山並みは朝日山や八海山、お酒の名前にもなっています。私は以前よく通った旧道沿いに小千谷の本町まで行きました。



本町通りは、ちょうど小千谷まつりで通行止めでした。 通りの西に向かうと「平成」という地名がありました。 平成になってからの住居表示なのか・・・ちょっと興味が あります。


 
本町では、お祭りの真っ最中、賑やかでした。


 
 商店街もお祭りモードで、雁木(がんぎ)雪避けの軒(のき)が連なる通り、雪国の街の風情を感じます。 冬は雪避け、そして真夏は日除けにもなっている ようです。本通は車が通らないのですが、雁木の下を歩いている人が多かったです。



 お祭りの途中でアナウンスが・・・「甲子園で日本文理が勝ちました」と明日の決勝進出を知らせると、大きなどよめきと喝采が起こりました。



長岡への帰路、お祭りの車の後になって、ゆっくりと 徐行運転、お祭り情緒を満喫できました。



 片貝では、9月9日に片貝まつりがあって、日本一の 大花火、四尺玉が打ち上げられます。  3月3日、5月5日、7月7日は、それぞれ節目になっているのに9月9日は何もないというので、この日にお祭りをすることになったようで、祭り自体が洒落ています。


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